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飲食店・居酒屋のリピーターを増やす12のアイデア(計算例つき)

利益を削らずに飲食店・居酒屋のリピーターを増やす12のアイデア。それぞれの仕組み、計算例でのコスト、見るべき数字をまとめました。

Stampaz編集部9分で読めます

この記事の内容
  1. 01飲食店の会員プログラムで達成すべきこと
  2. 02飲食店・居酒屋のための12のアイデア
  3. 03まとめ表:アイデア、カード、コスト
  4. 04お客様を混乱させないカードの組み合わせ方
  5. 05ホールでのスタッフの動き
  6. 06毎月見るべき数字
  7. 07高くつく失敗
  8. 08今週から始めましょう

飲食店の会員プログラムで達成すべきこと

飲食店のリピーターを増やす会員プログラムは、料理を無料で配るためのものではありません。目的は次の3つです。

  • 初めてのお客様に2回目も来てもらう。 これがいちばん難しいハードルです。
  • 家賃も人件費もかかる暇な曜日・時間帯の席を埋める。
  • ドリンク、デザート、予約、宴会など利益率の高い商品で客単価を上げる。

居酒屋やバーも、規模が小さいだけで同じ理屈です。客単価は小さく、来店頻度は高く、暇な時間帯がある。以下のアイデアはどちらにも使えます。どちらか向きのものは、その都度書いています。

始める前にルールをひとつ。特典はメニュー価格ではなく原価で計算すること。5.50ユーロのデザートの原価は1.50ユーロかもしれません。この差が、プログラムが儲かるかどうかを分けます。

※金額の例はユーロです。ご自分のお店の価格と原価で計算し直してください。

飲食店・居酒屋のための12のアイデア

1. 次回使えるキャッシュバック

仕組み: 会計のたびに、利用額の一定割合がお店で使える残高としてカードに入ります。残高はスマホで見えるので、「お店に何かが待っている」と思い出してもらえます。

コスト(例): キャッシュバック5%なら、60ユーロのディナーで3ユーロの残高。コストがかかるのは戻ってきたときだけで、戻ってきたときには3ユーロ以上使ってくれます。

測り方: 発行した残高と使われた残高、次の来店までの日数。

2. ランチ定食10回で1回無料

仕組み: ランチ定食専用のスタンプカード。10回で11回目が無料。平日に外でランチをとる会社員向けです。

コスト(例): 定食14ユーロ、食材原価約5ユーロ。10回ごとに1回無料は販売価格の約9%、実際の原価では140ユーロの売上ごとに5ユーロです。

測り方: カードを使っているランチ客の数と、週あたりのスタンプ数。

3. ランク付きの利用額ポイント

仕組み: 1ユーロで1ポイント、200ポイントで15ユーロ割引。ランクを付けることもでき、年間の利用額が一定を超えたら「常連」ランクに上がり、来店のたびにデザートや食後酒をサービス。

コスト: この例では後払いで7.5%。ランク特典はすでにたくさん使ってくれた人だけが受け取ります。

測り方: ランクごとの人数と、ランクごとの平均利用額。

4. 誕生日のデザートやボトル

仕組み: 誕生日の数日前に自動のお知らせ(Pro・Cadena)。「今月のお誕生日はぜひ当店で。テーブルの皆さまのデザートをサービスします」。

コスト(例): 4人で120ユーロ使うテーブルに、原価1.50ユーロのデザート4つで6ユーロ。

測り方: カード会員の誕生日予約数と、そのテーブルの利用額。

5. 暇な曜日の予約

仕組み: 火曜の夜はいつも半分空いている。月曜にお知らせ:「明日火曜のディナーは、カード提示で残高2倍」。ロック画面に届きます。

コスト: その日だけの追加キャッシュバックで、しかも本来空いているはずの席に対してです。Localプランの通知は月4回なので、いちばん暇な夜に使いましょう。

測り方: その日の客数と、直前4週間の平均との比較。

6. 昼どきの近隣通知

仕組み: お店の近くを通ったとき、ロック画面にカードが表示されます(「本日のランチは鯖の味噌煮です」)。ウォレットの位置情報を使い、Pro・Cadenaで利用できます。

コスト: 直接のコストはなし。

測り方: 有効化の前後で、カード会員へのランチ販売数を比較。

7. 飲食店のギフトカード

仕組み: 残高付き、チャージ可能、有効期限は任意のカード。クリスマス、バレンタイン、母の日、取引先への贈り物に。代金はお店のレジで受け取り、スマホで残高をチャージします。アイデアは個人店のギフトカード活用ガイドに。有効期限などは関連する法律や規制を確認しましょう。

コスト: ゼロ。前払いの売上です。受け取る人の多くは、まだあなたのお店を知らない人です。

測り方: キャンペーンごとの販売額と、受け取った人のうち自分のお金で再来店した人数。

8. ワイン・日本酒の会

仕組み: 月額のサブスク。毎月おすすめのボトル1本(持ち帰りでも店内でも)と、3か月に1回の試飲会。お客様はカードで利用状況を確認でき、代金はお店のレジで受け取るので手数料なし。価格の決め方は店舗のサブスク・会員制の始め方で。

コスト(例): 仕入れ9ユーロ、メニュー価格22ユーロのボトル。月20ユーロの会費なら利益が残り、安定した収入と、受け取りに来てくれるお客様が手に入ります。

測り方: 有効な会員数、退会数、受け取りの来店時の追加注文額。

9. 居酒屋・バー:生ビールかコーヒー10杯目

仕組み: 生ビールやコーヒーのスタンプカード。10杯で次の1杯無料。毎日のように来る常連がいる地域のお店向けです。

コスト(例): 生ビール2.50ユーロ、原価約0.60ユーロ。10杯ごとに1杯なら、25ユーロの売上ごとに0.60ユーロ分の商品です。

測り方: アクティブなお客様1人あたりの週の注文杯数。

10. 居酒屋・バー:ハッピーアワー通知

仕組み: 17時にお知らせ:「19時まで、カード提示でおつまみ2品目半額」。ランチとディナーの間の時間帯向けです。

コスト: 今はほぼ空いている時間帯だけの割引です。

測り方: お知らせした日としなかった日の、その時間帯の売上比較。

11. 2回目の来店を確実に

仕組み: 登録すると自動でウェルカムメッセージ(Pro・Cadena)が届き、30日以内の次回来店で使える特典(前菜1品やコーヒー人数分)が付きます。

コスト(例): 原価2ユーロの前菜。戻ってきた場合だけです。

測り方: 登録者のうち30日以内に戻ってきた割合。プログラム全体でいちばん重要な数字です。

12. お久しぶりです

仕組み: 毎週来ていたお客様が30日来ていなければ、戻る理由を添えた自動のお知らせを。

コスト: 提供する特典分だけ。戻ってきた人にだけかかります。

測り方: お知らせを受け取ったお客様の、その後14日以内の来店数。

まとめ表:アイデア、カード、コスト

アイデアカードの種類コストの例目的
キャッシュバックキャッシュバック残高5%再来店
ランチ10回スタンプ販売価格の約9%会社員のランチ客
ポイントとランクランク付きポイント後払いで7.5%優良客への還元
誕生日何でも+自動配信テーブルのデザートお祝い
暇な曜日キャッシュバック+プッシュ1日だけ残高2倍席を埋める
近隣通知何でも0昼どき
ギフトカードギフトカード0新規客
ワイン・日本酒の会サブスクボトルの利益安定収入
10杯目スタンプ10杯ごとに1杯地域の居酒屋・バー
ハッピーアワー何でも+プッシュ暇な時間帯の割引夕方
2回目の来店何でも+自動配信前菜1品リピート
お久しぶりです何でも+自動配信戻ったときだけ呼び戻し

キャッシュバック、ポイント、スタンプで迷ったら、ポイント・スタンプ・キャッシュバックの違いを例つきで比較しています。

お客様を混乱させないカードの組み合わせ方

飲食店には、平日の常連と週末のお客様という2つの層がいるのが普通です。Stampazでは同じお店で複数のカードを同時に使えます(Localで2枚、Proで10枚)。無理のない組み合わせ:

  1. メインのカード: 全員向けのキャッシュバックか利用額ポイント。
  2. 2枚目のカード: ランチのスタンプかワイン・日本酒の会。希望する人だけ。

最初から3枚以上は混乱のもと。スタッフが慣れたら、年末に向けてギフトカードを追加しましょう。

ホールでのスタッフの動き

カードを案内するタイミングは、席に着いたときではなく、伝票を持っていくときです。

  • 伝票の横にQRのポスター(POP)を添えて:「こちらを読み取ると、今日のお食事からポイントが付きます。」
  • 会計時に、店内のどのスマホでもお客様のカードを読み取る。アカウントもアプリも不要で、二重読み取り防止付き。
  • カウンターなら、ビールサーバーやコーヒーマシンの横にポスターを。

お客様は数秒でApple WalletやGoogleウォレットにカードを保存できます。どちらも使わない方にはWebカードがあります。

毎月見るべき数字

  • 新規登録数と、そのうち30日以内に戻ってきた人数。
  • アクティブなお客様1人あたりの月の来店回数。
  • カード会員と非会員の平均客単価。
  • 原価ベースの特典コスト: 使われた残高、無料にした定食、デザート。
  • お知らせを送った週の暇な曜日の稼働率。

データは全プランでCSV書き出しができるので、シンプルな表計算で管理できます。

高くつく失敗

  • 原価を見ずにメニュー価格で割引する。 全品15%オフは、ドリンクの利益を食いつぶすことがあります。
  • ピーク時だけ使える特典。 必要なら土曜の夜は対象外にし、そのことをはっきり伝えましょう。
  • 理由のないお知らせ。 毎回、具体的な中身を。特典、新メニュー、イベント。
  • たまった分を無視してルールを変える。 お客様の残高とポイントは、必ず引き継ぎましょう。

今週から始めましょう

Stampazなら、テンプレートを選び、ロゴとお店の写真をアップロードし、ルールと特典を決めて、ポスターを印刷するだけ。約5分で、手数料もなく、お客様にアプリのダウンロードをお願いする必要もありません。

例とテンプレートは飲食店向けのポイントカードページとバー・居酒屋向けのページにあります。料金や機能の全体はトップページでご覧ください。

よくある質問

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