戦略

リピーターを増やす方法:お店に戻ってきてもらう12の施策と30日プラン

広告費を増やさずにリピーターを増やす方法。戻ってくるお客様の数を測るやり方、明日から試せる12の施策、そして30日間のプランをまとめました。

Stampaz編集部8分で読めます

この記事の内容
  1. 01戻ってくるお客様の価値が高い理由(計算つき)
  2. 02リピート率を測る
  3. 03お客様に戻ってきてもらう12の施策
  4. 04業種別のおすすめ施策
  5. 05リピートを増やす30日プラン
  6. 06お客様が戻ってこなくなる失敗
  7. 07Stampazでできること

お店をやっていれば、リピーターを増やす方法は理屈ではわかっているはずです。丁寧に接客し、良い商品を出し、顔を覚える。問題は、それがあなたの記憶力と調子のいい日に左右されることです。このガイドでは、その感覚を仕組みに変えます。戻ってくるお客様がどれだけの価値を生むかの計算、戻ってきているかの測り方、12の具体的な施策、そして実行するための30日プランです。

戻ってくるお客様の価値が高い理由(計算つき)

新しいお客様を呼ぶにはコストがかかります。広告、初回割引、メニューを説明する時間。常連のお客様は欲しいものがわかっていて、注文も早く、頼まなくても誰かに紹介してくれます。

簡単な数字で違いを見てみましょう。

例: 平均客単価4ユーロのカフェ。

  • 1回だけ来るお客様:4ユーロ。
  • 1年間(実働約45週)、週2回来るお客様:2 × 45 × 4ユーロ=360ユーロ。
  • 会員プログラムのおかげで、そのお客様が月にもう1回だけ多く来るようになったら(年約11回):11 × 4ユーロ=1人あたり年44ユーロの上乗せ。

44ユーロを常連100人に掛ければ、新しいお客様を1人も呼ばずに年4,400ユーロです。これは約束ではなく、あなた自身の数字でやるべき計算の例です。大事なのは考え方。すでにお店を知っている人の来店頻度が少し上がるだけで、大きな差になります。

リピート率を測る

測れないものは改善できません。リピート率が答えてくれるのは、今月来た人のうち、以前にも来ていた人、あるいは翌月も来る人は何人か、という問いです。

計算式

例: 30日間で400人のお客様が来て、そのうち120人が2回以上来た。リピート率は120 ÷ 400 × 100=30%。翌月、このガイドの施策を2つ試し、同じ方法でもう一度測ります。

データの集め方

  • 紙のカードの場合: 推測しかできません(押したスタンプの数と交換されたカードの数を数える)。傾向はわかりますが、詳細はわかりません。紙のスタンプカードのデジタル化で説明しています。
  • POSレジの場合: キャッシュレス決済の履歴をまとめられるレジもありますが、誰が誰かまではわかりません。
  • デジタルの会員カードの場合: スタンプはすべてカードに紐づくので、お客様ごとの来店回数、戻るまでの日数、しばらく来ていない人がわかります。

期間を決め(30日がおすすめ)、毎回同じ方法で記録しましょう。正確な数字より傾向が大事です。

お客様に戻ってきてもらう12の施策

基本的なものから応用まで順に並べています。12個を一度にやらず、3つ選んで測りましょう。

1. 戻ってこない原因を取り除く

特典を出す前に、障害を取り除きます。長い待ち時間、わかりにくい営業時間、品質のばらつき。信頼できるお客様3人に、何を改善してほしいか聞いてみましょう。タダでできて、たいていいちばん効きます。

2. 名前といつもの注文を覚える

「いつものでいいですか、佐藤さん?」は、どんな割引よりもお客様をつなぎとめます。スタッフがいるなら、特に大切なお客様のいつもの注文をノート(またはお客様情報)にメモしておきましょう。

3. シンプルな会員プログラムを始める

一文で伝わるルールに。「コーヒー9杯で10杯目無料」。スタンプ、ポイント、キャッシュバックで迷ったらポイント・スタンプ・キャッシュバックの違いを。作ったことがなければ、デジタルスタンプカードの作り方が手順を案内します。

4. 1回目の来店を2回目につなげる

初めてのお客様は、いちばん離れやすいお客様です。すぐに戻ってくる理由を渡しましょう。登録時のスタンプ1個プレゼントや、同じ週にまた来たらスタンプ2倍など。

5. 特典を近くに置く

20個のスタンプカードはやる気をなくさせます。手が届きそうな特典(来店頻度の高いお店なら8〜10回)なら関心が続きます。単価の高い商品なら、スタンプではなく利用額ポイントを。

6. 宣伝ではなく役に立つお知らせ

ロック画面への通知は、中身があれば効きます。「本日、焼きたてのシュトーレンがあります」「無料のコーヒーまであとスタンプ1個です」。ありきたりなメッセージは避け、少なく、理由があるときだけ。

7. 誕生日

誕生日の贈り物は、お客様が本当に喜んでくれる数少ない販促です。コーヒー1杯、デザート1品、その週に使える割引。登録時に誕生日を聞き、送信を自動化しましょう。

8. 離れたお客様を呼び戻す

自分のお店での「離脱」を定義します。カフェなら3週間来ない、理容室なら6〜8週間。その線を越えたら、小さな特典を添えた「お久しぶりです」のメッセージを。送るのは一度だけ。

9. 暇な曜日は特典を上乗せ

火曜が空いているなら、火曜はスタンプ2倍。すでに満席の時間に特典を出すのではなく、需要を分散させます。

10. 「クラブ」の感覚をつくる

サブスク(「月〇ユーロで1日1杯コーヒー」)や特典付きの会員制は、常連を「会員」に変えます。詳しくは店舗のサブスク・会員制の始め方で。

11. ファンに口コミを頼む

カードを満了したお客様は満足しています。口コミを頼むならこのタイミング。口コミが増えれば新しいお客様が来て、上の仕組みで常連になっていきます。

12. ギフトカード

お客様があなたのお店を誰かに贈るとき、信頼を持って来てくれる新しいお客様を連れてきてくれます。クリスマスや母の日などに向けてギフトカードを用意しましょう。ガイドは個人店のギフトカード活用ガイドです。

業種別のおすすめ施策

業種一般的な来店頻度優先したい施策
カフェ週に数回スタンプ、空いている時間のスタンプ2倍、コーヒーのサブスク
理容室・美容室3〜6週間ごとカットのリマインド、サブスク、呼び戻し
パン屋ほぼ毎日利用額ポイント、焼き上がり通知、誕生日
飲食店週1回〜月1回キャッシュバック、誕生日、暇な曜日
ジム週に数回会員制、やる気を上げるお知らせ、紹介
小売店月1回や季節ごとランク付きポイント、ギフトカード、新商品

リピートを増やす30日プラン

日々の営業を止めずに、小さなお店でも実行できる現実的なプランです。

1週目:土台づくり

  1. 現在のリピート率を出す(おおよそでも可)。
  2. 具体的な障害を1つ取り除く(施策1)。
  3. プログラムのルールと特典を決め、コストを計算する。

2週目:スタート

  1. カードを作り、QRコードのポスターをレジ横に置く。
  2. スタッフ用のひと言を決める。「カード作りますか?ここを読み取ると最初のスタンプはプレゼントです。」
  3. 7日間、例外なく全員に案内する。

3週目:動かす

  1. カードを持つお客様に最初の役立つお知らせを送る。
  2. 誕生日メッセージを有効にする。
  3. いちばん暇な曜日にスタンプ2倍を試す。

4週目:測って調整する

  1. 同じ方法でリピート率をもう一度計算する。
  2. スタンプが2個以上あるカードの数を確認する。すでに戻ってきたお客様です。
  3. 続ける施策、変える施策、翌月追加する施策を決める。

お客様が戻ってこなくなる失敗

  • 届かない特典。 誰も満了しないなら、プログラムは存在しないのと同じです。
  • カードを案内しない。 ポスターだけでは不十分。スタッフがレジで伝える必要があります。
  • お知らせの送りすぎ。 理由のないメッセージは、1通ごとにマイナスです。
  • 常時割引。 利益が減るうえに習慣は生まれません。繰り返しに報いるほうが効果的です。
  • 測らない。 リピート率がなければ、何が効いているかわかりません。

Stampazでできること

Stampazは、お客様がアプリのダウンロードなしでApple WalletやGoogleウォレットに保存できる会員カードを作ります(どちらも使わない方にはWebカード)。登録はポスターのQRコードを読み取って数秒。6種類のカード(スタンプ、ポイント、ランク別割引、キャッシュバック、ギフトカード、サブスク)、どのスマホでも使えるスタッフ用スキャナー、ロック画面へのお知らせ、そしてPro・Cadenaプランでは誕生日、ウェルカム、「お久しぶりです」の自動配信があります。料金は月29ユーロから、契約期間の縛りなしです。

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