業種別アイデア

カフェのリピーターを増やす12のアイデア(コストと効果の測り方つき)

カフェのリピーターを増やすために明日から始められるアイデア集。それぞれの仕組み、実際にかかるコスト、うまくいっているか判断するために見る数字をまとめました。

Stampaz編集部10分で読めます

この記事の内容
  1. 01カフェにはおいしいコーヒー以上のものが必要な理由
  2. 0212のアイデアを1つずつ
  3. 03まとめ表:アイデア、カードの種類、コスト
  4. 04どこから始めるか
  5. 05毎月見るべき数字
  6. 06カフェでよくある失敗
  7. 07あなたのカフェで始めるには

カフェにはおいしいコーヒー以上のものが必要な理由

ここで紹介するカフェのリピーターを増やすアイデアは、あなたがすでに知っていることから始まります。大事なお客様は一度きりの観光客ではなく、週に4日「いつもの」を頼むご近所の方です。向かいのカフェのコーヒーもおいしい。それでもあなたのお店に戻ってくるのは、習慣、接客、そして乗り換えない小さくても確かな理由があるからです。

会員プログラムは接客の代わりにはなりません。接客を後押しするものです。お客様には具体的な理由(あと1個のスタンプ、近づく特典)を与え、お店には紙ではわからないこと、つまり誰がいつ戻ってきているかを教えてくれます。

アイデアに入る前に、ルールをひとつ。どのアイデアも数字で測れること。何を見ればいいかわからなければ、それがお金を生んでいるのか、失っているのかわかりません。

※金額の例はユーロで示しています。数字は説明用なので、ご自分のお店の価格と原価で計算し直してください。

12のアイデアを1つずつ

1. 定番の「10杯で1杯無料」をきちんと

仕組み: コーヒー1杯でスタンプ1個。10個で次の1杯が無料。お客様のスマホに入るスタンプカードです。

コスト(例): コーヒーの販売価格が1.60ユーロで、豆・ミルク・カップの原価が約0.35ユーロなら、10杯ごとに0.35ユーロ分の商品を出すことになります。販売価格で見ると約9%の割引ですが、原価で見るとずっと小さい数字です。

測り方: 月に何枚が特典に届いたか、平均で何日かかったか。ほとんど誰も届かないなら8個に減らしましょう。

2. 登録時にスタンプをプレゼント

仕組み: 今日カードを保存した人は、スタンプ1〜2個からスタート。進んでいるカードは、空のカードより使われます。

コスト: 特典を交換するまではゼロ。その後はアイデア1と同じで、特典が少し早まるだけです。

測り方: 週あたりの新規登録数と、そのうち14日以内に再びスタンプを押しに来た割合。

3. 誕生日のモーニングサービス

仕組み: 誕生日(またはその週)に、お客様のスマホにお知らせ:「今日のモーニングはお店からのプレゼントです」。Stampazでは、Pro・Cadenaプランで自動配信されます。

コスト(例): 3.50ユーロで販売しているコーヒーとトーストのセットの原価が約1ユーロ。カードを持つお客様が300人なら、誕生日は月に約25人で、全員が来るわけではありません。

測り方: 送った誕生日メッセージの数と、交換された誕生日特典の数。誰かを連れてくるかにも注目を。無料のモーニングは、もう1人分の有料モーニングを連れてきがちです。

4. 「1日1杯コーヒー」のサブスク

仕組み: 月額料金で1日1杯のコーヒー。お客様はカードで今月の利用状況を確認できます。料金はお店のレジで受け取り、スマホで支払い済みにするだけ。Stampazは決済を扱わないので手数料はかかりません。

コスト(例): 毎日来るお客様が月に約18日来店し、1杯1.60ユーロなら、月の支出は約28.80ユーロ。月25ユーロのサブスクならお客様は得をし、お店は何日か来られない日があっても収入が確定します。料金は30日ではなく平均利用をもとに。詳しくは店舗のサブスク・会員制の始め方で。

測り方: 有効な会員数、月の平均利用回数、更新率。平均利用が上限に近づいてきたら、値上げするか時間帯を限定しましょう。

5. 空いている時間のハッピーアワー通知

仕組み: お店が空く16時に、プッシュ通知:「16時〜18時、2杯目のコーヒー半額」。カードを保存しているお客様のロック画面に届きます。

コスト: 今はほぼ空いている時間帯に売れたコーヒーの割引分だけ。スタッフはもともといるので、追加のコストは小さいです。

測り方: 通知した日のその時間帯の売上と、通知しなかった同じ曜日の平均との比較。注意:Localプランの通知は月4回なので、いちばん暇な午後に使いましょう。

6. 暇な曜日はスタンプ2倍

仕組み: 月曜日やいちばん売れない曜日は、1杯でスタンプ2個。直接の値引きではなく、特典を早めるだけです。

コスト(例): 10杯で1杯の場合、月曜だけ来るお客様は10回ではなく5回で特典に届きます。その日のコーヒー1杯あたりのコストは、販売価格比で約9%から約17%に上がります。その曜日を本当にテコ入れしたいときだけにしましょう。

測り方: キャンペーン前と期間中のその曜日の売上を、最低4週間比べる。

7. オフィス・チーム向けカード

仕組み: 近くのオフィスが毎週火曜の会議用にコーヒーを買っている。担当者が月末にチャージし、チームの誰でもQRを見せれば使えるチャージ式のギフトカード(残高)を提案しましょう。

コスト: ボーナスを付けなければゼロ。特典を付けるなら、例として100ユーロのチャージで残高105ユーロ。定期的な注文が見込めるお客様に5%です。

測り方: 月のチャージ額とチャージの頻度。

8. ご家庭用のコーヒー豆

仕組み: 袋売りの豆専用に、2枚目のポイントカード。1ユーロで1ポイント、50ポイントで小袋をプレゼント。Stampazでは同じお店で複数のカードを同時に使えます(Localは2枚、Proは10枚)。

コスト(例): 50ユーロの購入で原価4ユーロの250g袋を出すなら、売上の8%です。

測り方: 月の豆の販売袋数と、カウンターのお客様のうち豆を買い始めた人の数。

9. 「お久しぶりです」

仕組み: 毎週来ていた人が21日来ていなければ、戻ってくる理由を添えた自動のお知らせを。「今週中のご来店でスタンプ1個おまけ」「コーヒー1杯サービス」など。Pro・Cadenaで自動化できます。

コスト: すでに失いかけていたお客様に出すコーヒー1杯分だけ。戻ってこなければコストはゼロです。

測り方: 送ったお知らせの数と、その後7日以内の来店数。

10. 近くを通ったときの通知

仕組み: お店の近くを通ったとき、ロック画面にカードが表示されます(「無料のコーヒーまであと1個」)。ウォレットの位置情報を使い、Pro・Cadenaで利用できます。

コスト: 直接のコストはなし。値引きではなく、リマインダーです。

測り方: 有効化の前後で、通勤時間帯(朝)のカード会員の来店数を比べる。

11. 季節のスイーツを特典に

仕組み: 特典をいつも同じコーヒーにせず、季節で変える。春は桜のスイーツ、秋は栗やかぼちゃ、冬はホットチョコレート。カードの文言を変えれば全員のスマホで自動更新され、スタンプは消えません。

コスト: 品目をうまく選べばコーヒー1杯と同程度。新商品を試してもらうきっかけにもなります。

測り方: 特典交換後のその季節商品の売上。気に入られれば、売れます。

12. お友だち紹介

仕組み: お客様がポスターを見せるか登録リンクを共有し、友だちが登録して購入したら、2人ともスタンプ1個おまけ。レジでスキャナーを使って確認します。

コスト: スタンプ2個、つまり新規客1人あたりコーヒー1杯のごく一部。

測り方: 紹介で来た新規登録の数と、そのうち翌月もスタンプを押しに来ている人の数。

まとめ表:アイデア、カードの種類、コスト

アイデアカードの種類おおよそのコスト目的
10杯で1杯スタンプ販売価格の約9%毎日の習慣づくり
登録時スタンプスタンプ特典が早まるだけ2回目の来店
誕生日モーニングスタンプかポイント+自動配信1人年1回のモーニング個人的なつながり
1日1杯サブスク料金と平均利用の差安定収入
ハッピーアワー通知何でも+プッシュ暇な時間帯の割引空き時間を埋める
スタンプ2倍スタンプその日最大約17%暇な曜日
オフィス向けギフトカード0〜5%定期注文
コーヒー豆ポイント例:8%家庭用の販売
お久しぶりです何でも+自動配信戻ったときだけ離れたお客様の呼び戻し
近隣通知何でも0うるさくないリマインド
季節の特典スタンプコーヒー1杯程度新商品のお試し
お友だち紹介スタンプスタンプ2個新規客

どこから始めるか

12個を一度にやらないこと。お客様は混乱し、何が効いたのかもわからなくなります。現実的な順番:

  1. 1週目: 10杯で1杯のスタンプカード+登録時スタンプ1個。レジ横にQRポスター、レジでのひと言:「スタンプカード、スマホに入れておきますか?」
  2. 3週目: いちばん暇な午後に最初の通知(アイデア5)。
  3. 2か月目: Proなら誕生日と「お久しぶりです」。そうでなければ、毎日来るお客様向けのサブスク。
  4. 3か月目: よく売れているものに合わせて2枚目のカード(豆かオフィス向け)。

スタンプとポイントで迷ったら、ポイント・スタンプ・キャッシュバックの違いの比較を。価格が一定のコーヒーなら、たいていスタンプがいちばんわかりやすいです。

毎月見るべき数字

複雑な管理画面は必要ありません。4つの数字で十分です。

  • 新規登録数: 減っていたら、問題はレジ(誰も案内していない)かポスター(見えていない)にあります。
  • アクティブなお客様: 直近30日で1回以上スタンプを押した人。
  • 特典の交換数: プログラムのコストです。販売価格ではなく原価を掛けて計算しましょう。
  • アクティブなお客様1人あたりの来店回数: 増えていれば、お客様がより頻繁に来ているということ。目指すのはそれです。

Stampazでは全プランでデータをCSVで書き出し、表計算ソフトで集計できます。

カフェでよくある失敗

  • 特典が遠すぎる。 コーヒー1杯に15個は、毎日来る人でも1か月がかり。やる気が続きません。
  • レジで案内しない。 ポスターだけでは不十分。登録を生むのはスタッフのひと言です。
  • 理由のない通知。 通知には中身が必要です。お得情報、新商品、近づいた特典。そうでなければオフにされます。
  • 途中でルールを変える。 スタンプの数を増やすなら、すでに始まっているカードは元のルールで扱いましょう。
  • 目分量のスタンプ。 紙だとスタンプはおまけしたり忘れたり。スキャナーならすべて記録され、続けて二重に読み取ることもできません。

紙のカードから移るなら、誰のスタンプも失わずに紙のスタンプカードをデジタル化する方法を参考にしてください。

あなたのカフェで始めるには

Stampazなら、カフェ用のテンプレートを選び、ロゴをアップロードし、スタンプの数と特典を決めて、QRポスターを印刷するだけ。約5分です。お客様はアプリのダウンロードもLINEの友だち追加もなしにApple WalletやGoogleウォレットにカードを保存でき、スタッフはどのスマホでもスタンプを押せます。

カフェ向けのポイントカードページにはさらに例とテンプレートがあります。サービス全体を見たい方はトップページからどうぞ。

よくある質問

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