業種別アイデア

理容室・美容室のリピーターを増やす11のアイデア(計算例つき)

カットを安売りせずに理容室・美容室のリピーターを増やす11のアイデア。それぞれの仕組み、計算例でのコスト、うまくいっているかを判断する数字をまとめました。

Stampaz編集部9分で読めます

この記事の内容
  1. 01理容室のお客様が戻ってくる理由
  2. 02理容室・美容室のための11のアイデア
  3. 03まとめ:アイデアごとのカード
  4. 04お客様の来店間隔を知る方法
  5. 05椅子の上でスタッフが言うこと
  6. 06理容室・美容室でよくある失敗
  7. 07始め方

理容室のお客様が戻ってくる理由

理容室・美容室のリピーターを増やす方法の答えは、まず椅子の上にあります。仕上がりの良さ、時間どおりの施術、毎回説明しなくても伝わること。これはもうやっていますよね。問題は別のところにあります。カットとカットの間には数週間あり、その間にお客様は通勤途中で新しいお店を3軒見かけます。

あなたの業種の会員プログラムには3つの役割があります。

  • 時期が来たことを、過ぎてしまう前に思い出してもらう。
  • 一回きりの値引きではなく、通い続けることに報いる。
  • サブスクや回数券で安定した収入を確保する。

以下の11のアイデアは、この3つをカバーしています。それぞれに仕組み、コストの例、見るべき数字を付けました。

※金額の例はユーロです。ご自分のお店の料金で計算し直してください。

理容室・美容室のための11のアイデア

1. 「月2回カット」のサブスク

仕組み: カット2回込みの月額料金。お客様はスマホのカードで今月の残り回数を確認できます。料金はお店のレジ(現金、カード、QRコード決済など普段の方法)で受け取り、スマホで支払い済みにするだけ。Stampazは決済を扱わないので手数料はかかりません。

コスト(例): カット18ユーロ。2週間ごとに来るお客様は月36ユーロ使います。月32ユーロのサブスクならお客様は4ユーロ得をし、お店は1回しか来ない月でも32ユーロを受け取れます。会員の平均利用が月1.6回なら、通常料金で28.80ユーロ分の仕事に32ユーロを受け取ることになります。

測り方: 有効な会員数、平均利用回数、月の解約数。計算の詳細は店舗のサブスク・会員制の始め方で。

2. 3〜4週間後のリマインド

仕組み: 25日間来店がないお客様のロック画面に、お知らせを届けます。「そろそろフェードを整える時期では?今週は火曜の午後が空いています」。「お久しぶりです」の自動配信(Pro・Cadena)を使えば自動で送られます。

コスト: 特典を付けなければゼロ。例:7日以内に来たらスタンプ1個おまけ。

測り方: 送ったお知らせの数と、その後7日以内の来店数。お知らせなしの前月と比べましょう。

3. スタンプカード 6+1 または 8+1

仕組み: カット1回でスタンプ1個。満了したらカット無料、または追加メニュー(顔そり、シャンプー、トリートメント)をサービス。

コスト(例): 8+1でカット18ユーロなら、8回ごとに1回無料。販売価格の約11%です。カットの代わりに、8ユーロで10分ほどの顔そりをサービスにすれば、コストはぐっと下がります。

測り方: スタンプの平均間隔(日数)。短くなっていれば、プログラムが後押しできています。

4. ランク別割引

仕組み: 来るほど待遇が良くなる仕組み。例:0〜5回はベーシック、6回からレギュラー(物販5%オフ)、15回からVIP(物販10%オフと土曜の優先予約)。

コスト: 割引が適用されるのは、すでにたくさん使ってくれたお客様だけ。カットではなく物販(ワックス、オイル)に適用すれば利益を守れます。

測り方: 毎月ランクアップする人数と、物販の売上。

5. カットのギフトカード

仕組み: 残高付き、チャージ可能、有効期限は任意のカード。クリスマス、父の日(6月の第3日曜)、誕生日にぴったりです。贈る人がお店のレジで支払い、受け取った人は自分のウォレットに保存します。

コスト: ゼロ。前払いの売上です。しかも受け取る人は新規のお客様であることが多い。有効期限を決める前に、関連する法律や規制を確認しましょう。販売のアイデアは個人店のギフトカード活用ガイドで。

測り方: キャンペーンごとの販売枚数と、受け取った人のうちその後も来店した人数。

6. お友だち紹介

仕組み: お客様が新しい人を連れてきて、その人がカードに登録したら、2人ともスタンプ1個おまけ。

コスト(例): 8+1なら、スタンプ2個はカット代でおよそ4.50ユーロ分を2人で分けることになります。その代わりに新規のお客様が1人。

測り方: 紹介経由の新規登録数と、2か月後も通っている人数。

7. 直前の空き枠をお知らせ

仕組み: 木曜17時の予約がキャンセルに。通知を送ります。「本日17時に1枠空きが出ました。最初にご連絡いただいた方は顔そりサービス」。

コスト: 本来なら埋まらなかった枠に付けるサービス分だけ。Localプランの通知は月4回なので、いちばん空きやすい時間帯のために取っておきましょう。

測り方: 月に埋められた空き枠の数。

8. 誕生日にちょっとした贈り物

仕組み: 誕生日に自動のお知らせ(Pro・Cadena)でプレゼント。ヘッドスパ、顔そり、小さな物販品など、その月に使えるもの。

コスト(例): 販売価格6ユーロ、材料費2ユーロのトリートメント。

測り方: 誕生日特典の交換数と、その来店時の売上。

9. 物販用の2枚目のカード

仕組み: 物販の購入額1ユーロごとに1ポイント。60ポイントでワックス1個プレゼント。Stampazでは、Localプランで2枚、Proで最大10枚のカードを持てます。

コスト(例): 12ユーロで販売、原価5ユーロのワックスを、60ユーロ売れるごとに1個出すなら、売上の8%強です。

測り方: 導入前後の物販の月間売上。

10. 美容室:施術額に応じたポイント

仕組み: 美容室では、15ユーロのカットと70ユーロのハイライトが同じスタンプ1個ではおかしい。ポイントにしましょう。1ユーロで1ポイント、100ポイントで10ユーロ割引。

コスト: 利用額の10%。ただしお客様に戻るのは100ユーロ分の施術を受けたあとです。

測り方: 1回あたりの平均利用額と、最初の交換に届いた人数。

11. 親子クラブ

仕組み: 大人1人と子ども1人が、それぞれ月1回カットできる家族向けサブスクを定額で。地域の理容室ととても相性が良いです。

コスト(例): 大人のカット18ユーロ+子ども12ユーロ=30ユーロ。月27ユーロにすれば、親は得をし、お店は毎月2人のお客様を確保できます。

測り方: 有効な家族の数と、3か月後の解約数。

まとめ:アイデアごとのカード

アイデアカードの種類コストの例目的
月2回カットサブスクお客様に4ユーロお得安定収入
3〜4週間リマインド何でも+自動配信0またはスタンプ1個時期を逃さない
8+1スタンプ販売価格の約11%継続
ランクランク別割引物販5〜10%優良客への還元
ギフト券ギフトカード0(前払いの売上)新規客
お友だち紹介スタンプスタンプ2個集客
直前の空き枠何でも+プッシュサービス1つ予約を埋める
誕生日何でも+自動配信年1回の小さな贈り物つながり
物販ポイント例:8%物販強化
施術額ポイントポイント後払いで10%単価がばらつく場合
親子サブスク販売価格の10%家族客

方式で迷ったら、ポイント・スタンプ・キャッシュバックの違いを例つきで比較しています。

お客様の来店間隔を知る方法

リマインドは、ちょうどいいタイミングで届いてこそ効きます。そのためには:

  1. お客様の来店履歴をCSVで書き出す(Stampazの全プランで可能)。
  2. 来店3回以上のお客様について、来店間の平均日数を計算する。
  3. 「2週間ごと」「1か月ごと」「6週間ごと」のグループに分ける。
  4. いちばん多い間隔の数日後に「お久しぶりです」を設定する。

厳密でなくて大丈夫です。大半のお客様が3〜4週間前後で戻ってくるとわかれば、お知らせのタイミングは決まります。

椅子の上でスタッフが言うこと

カードは勝手には広まりません。いちばんいいタイミングは、仕上がりに満足したお客様が鏡を見ているカットの終わりです。

  • 「カード、スマホに入れておきますか?このQRを読み取れば、もう1個目のスタンプが付きますよ。」
  • 「これで6個です。8個で顔そりが無料になります。」
  • 「月2回のプランなら、1回あたり16ユーロになりますよ。」

QRポスターは鏡の横かレジの近く、お客様がスマホを手に待っている場所に。どの理容師も自分のスマホでカードのQRを読み取ってスタンプを押せ、アカウントもアプリも不要です。

理容室・美容室でよくある失敗

  • メインのメニューを早く無料にしすぎる。 カット5+1は約17%の割引です。追加メニューをサービスするほうが賢明です。
  • 回数無制限のサブスク。 「カット無制限」は魅力的に見えますが、毎週来る人が出てくると成り立ちません。回数を決めましょう。
  • 全員に同じお知らせ。 リマインドは時期が来た人に送るもので、昨日来た人に送るものではありません。
  • 紙のスタンプを引き継がない。 紙からスマホに移るなら、お客様がためていた分を加算しましょう。紙のスタンプカードのデジタル化で説明しています。

始め方

Stampazなら、テンプレートを選び、ロゴと色を設定し、ルール(スタンプ、ポイント、ランク、サブスク、ギフトカード)を決めて、ポスターを印刷するだけ。約5分です。お客様はアプリもLINEも不要でApple WalletやGoogleウォレットにカードを保存でき、デザインを変えても全員のスマホで更新され、スタンプは消えません。

例とテンプレートは理容室・美容室向けのポイントカードページにあります。カットよりエステ寄りのお店なら、エステ・ネイルサロン向けページもどうぞ。

よくある質問

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